2015年07月13日
いのちより大切なもの
木曽で「星野富弘」さんの花の詩画展があるということで
立ち寄ってみました。

たぶん20年くらい前から見たり読んだりしていましたが
年齢や経験によっても作品からの感じ方が違ってきますね^^
ご存知でしたか?
「星野富弘」さん
群馬県出身の方で
大学卒業後、中学の教諭になるんですが
先生になってすぐにクラブ活動の指導中に大けがをして
首から下の運動機能を失ってしまった。
それから9年にも及ぶ入院生活を送るんですが
入院中に口に筆をくわえて文や絵を書きはじめ
作品展を開くまでに。
今でも作品を生み続けています。
でも それまでには まさに血の滲む努力や
心の葛藤があったと。
そんな作品 絵に沿った詩
これが心に響きます。

例えば ぺんぺん草 という作品
「神様がたった一度だけ
この腕を動かして下さるとしたら
母の肩をたたかせてもらおう
風に揺れる ぺんぺん草の実を見ていたら
そんな日が本当に来るような気がした。」
そんな母にも入院時 罵声を浴びせてしまったことがあったと、、、
そして くちなし という作品
「鏡に映る 顔を見ながら思った
もう 悪口を言うのはやめよう
私の口から出たことばを
いちばん近くで聞くのは私の耳なのだから」
昨今 いじめや差別、子ども自殺などのニュースが頻繁に流れます。
大人の背中を見て育った子どもだからなのか?
親や回りが大切な事 教えてないからなのか?
いつの時代もいじめや陰口はなくならないものなのか?
星野さんはこんなことも書いています。
もう一生首から下を動かすことは出来ないとわかったときに
「俺はもう生きている価値がない」と思いました。
夜は「次の朝には死んでいたらいいのに」と。
でも朝が来て看護婦さんが脈や血圧をはかる。
腹が減って食事を食べてしまう。
その時「いのちというものは、俺とは別にあって
俺がいくら生きる事をあきらめても
いのちは一生懸命生きようとしているのだ」
「自分は今 やさしくて大きなものに生かされているんだ、
死にたいなんて いのちに申し訳ない」と思ったと。
自然の中で生かされている事
すべては巡り巡って
そのまま自分に返ってくるということ。
「冬があり 夏があり 昼と夜があり
晴れた日と 雨の日があって ひとつの花が咲くように
悲しみも苦しみもあって 私が私になってゆく」
命より大切なものってあるのかな?
そんなことをあらためて考えさせられます。

うん うん 頷くもの
胸にす〜っと落ちてくるもの
たくさんの作品が展示されていますので
都合がつく方は是非^^
7月20日まで 木曽文化公園文化ホールです。
良い事も悪い事も
いろんなことがあって人生
生きていく上でのヒントになる事間違いなし^^
愛と平和を歌う
清水まなぶ→ http://manaboom.net
立ち寄ってみました。

たぶん20年くらい前から見たり読んだりしていましたが
年齢や経験によっても作品からの感じ方が違ってきますね^^
ご存知でしたか?
「星野富弘」さん
群馬県出身の方で
大学卒業後、中学の教諭になるんですが
先生になってすぐにクラブ活動の指導中に大けがをして
首から下の運動機能を失ってしまった。
それから9年にも及ぶ入院生活を送るんですが
入院中に口に筆をくわえて文や絵を書きはじめ
作品展を開くまでに。
今でも作品を生み続けています。
でも それまでには まさに血の滲む努力や
心の葛藤があったと。
そんな作品 絵に沿った詩
これが心に響きます。

例えば ぺんぺん草 という作品
「神様がたった一度だけ
この腕を動かして下さるとしたら
母の肩をたたかせてもらおう
風に揺れる ぺんぺん草の実を見ていたら
そんな日が本当に来るような気がした。」
そんな母にも入院時 罵声を浴びせてしまったことがあったと、、、
そして くちなし という作品
「鏡に映る 顔を見ながら思った
もう 悪口を言うのはやめよう
私の口から出たことばを
いちばん近くで聞くのは私の耳なのだから」
昨今 いじめや差別、子ども自殺などのニュースが頻繁に流れます。
大人の背中を見て育った子どもだからなのか?
親や回りが大切な事 教えてないからなのか?
いつの時代もいじめや陰口はなくならないものなのか?
星野さんはこんなことも書いています。
もう一生首から下を動かすことは出来ないとわかったときに
「俺はもう生きている価値がない」と思いました。
夜は「次の朝には死んでいたらいいのに」と。
でも朝が来て看護婦さんが脈や血圧をはかる。
腹が減って食事を食べてしまう。
その時「いのちというものは、俺とは別にあって
俺がいくら生きる事をあきらめても
いのちは一生懸命生きようとしているのだ」
「自分は今 やさしくて大きなものに生かされているんだ、
死にたいなんて いのちに申し訳ない」と思ったと。
自然の中で生かされている事
すべては巡り巡って
そのまま自分に返ってくるということ。
「冬があり 夏があり 昼と夜があり
晴れた日と 雨の日があって ひとつの花が咲くように
悲しみも苦しみもあって 私が私になってゆく」
命より大切なものってあるのかな?
そんなことをあらためて考えさせられます。

うん うん 頷くもの
胸にす〜っと落ちてくるもの
たくさんの作品が展示されていますので
都合がつく方は是非^^
7月20日まで 木曽文化公園文化ホールです。
良い事も悪い事も
いろんなことがあって人生
生きていく上でのヒントになる事間違いなし^^
愛と平和を歌う
清水まなぶ→ http://manaboom.net