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2015年05月01日

山のお寺の石の鐘

今回は長野県の北 新潟県に隣接する信濃町
黒姫高原、野尻湖、小林一茶の生誕地としても有名です。
ナウマン象の発掘調査が一般参加形式で行われていたので
幼い頃 発掘にいった記憶もww
 
そんな信濃町 およそ8500名が暮らすのどかな町

 
「首を長〜くして 待っていたよ」
 
そう言って迎えてくれるのは
石の鐘で有名な称名寺の 佐々木五七子 住職

※ こちらは昨年イベント時 石の鐘前での集合写真です

 
戦時中 生活の中にある あらゆる金属類は根こそぎ回収された。
大砲の弾など武器を作るために。
お寺の鐘さえも。
 
昭和17年10月
ここ称名寺の鐘も供出によって石に変わった。
その時 ひとり反抗していたのは
まだ学生だった五七子さん

当時のことは良く覚えている
母ともその時は喧嘩した。


戦後何度か鐘を下げたらという声もあったが、
あの時の同じ鐘が返ってこないかぎり
鐘をついて出征した人たちが帰ってこないかぎり
この石の鐘は変えないと守ってきた。
 
 
「学校の先生も次々と変わったよ
 みんな戦地に行かされたんだね〜

 どっからどこまでいっても
 戦争なんてするもんじゃない
 あったかい心をもって相手の事を思う
 
 心を配ること 思いやり
 人のためにつくしたり
 人によいことをするのが 布施

 喧嘩相手じゃなくて仲良し
 そう心で思っていれば
 そうなっていくよ。
 ハハハ、、、
 

 和こそ大事
 心だよ。

 あんた伝えてな
 たのんだよ〜」

そう言って外まで送ってくれました。

そして「これ持ってけ〜」
いつもいつもいっぱいのお土産をいただきますw


心に響くお話、お土産
いつもありがとうございます。



「鐘の音が聞こえたから そろそろお昼にしよう〜」
 
生活の中にとけ込んでいた故郷の音
ここから四方に飯山の方まで聞こえていたという。
 
今は石の鐘が 平和への願いを響かせています。


愛と平和を歌う 清水まなぶ
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Posted by manaboom at 12:51地域聞き取り